浜松市との「幸福循環地域連携に関する共同宣言」
浜松市との「幸福循環地域連携に関する共同宣言」
浜松市との「幸福循環地域連携に関する共同宣言」
山梨県と浜松市の地域は、日照時間が長く、それぞれの自然環境に応じた食材に恵まれ、古来より健康でよく働く気風が育まれてきました。
令和3年8月、中部横断自動車道・静岡-山梨間の全線開通により、山梨県と静岡県西部地域とのアクセスは飛躍的に向上しました。
山梨県と浜松市は、約80万人という人口規模をはじめ、恵まれた自然環境から生まれる「豊かな食」や伝統産業など多くの共通項を有しており、自治体の枠を超えた連携により、それぞれの地域の長所を伸ばし、直面する行政課題解決のための知恵を共有するなど、大きな相乗効果を発揮できます。
例えば、水素・燃料電池やP2G(パワー・ツー・ガス)システムをはじめとした技術を有する山梨県と世界的企業からスタートアップまで産業のすそ野が広い浜松市が連携することにより、カーボンニュートラルに貢献するイノベーションの創出が期待されるところです。
私たちは、地理的にも親密となったこの好機を逃すことなく、様々な分野における有機的な連携を進め、まず山梨県と浜松市から、地域の幸福度を高める新たな価値を創造し、日本をリードする地域となるべく、次の項目を手始めとして、相互に取り組みを進めてまいります。
1 地域企業とスタートアップのマッチングなどスタートアップ支援策の連携に関すること
2 実証実験サポート事業などを通じて実証された新製品・サービスの相互優先調達の検討に関すること
3 水素・燃料電池分野における企業間交流や産学官連携の推進に関すること
4 P2Gシステムの導入によるグリーン水素の製造など、地域の再生可能エネルギーの活用に関すること
5 令和5年大河ドラマ「どうする家康」放送に向けた機運醸成や地域特性を生かした教育旅行の推進をはじめとする相互の観光プロモーションに関すること
6 郡内織物(山梨)と遠州織物(浜松)との産地間連携の検討に関すること
7 「浜松パワーフード」や「おいしい未来へ やまなし」など、豊かな食材を生かした「食」の魅力発信に関すること
8 音楽とワインによるコンサートの開催など、文化や歴史などの地域資源を生かした魅力発信に関すること
9 山梨県と浜松市の職員交流に関すること
10 共通の行政課題の解決に向けた知恵の交換